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自分を本当に幸せにする会社選びの難しさ

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昨年、書きかけの記事が出てきて、「偉そうに書いてるな〜、なんだ"この国での"って…笑」とツッコミながらも、我ながら良いこと書いている気がしたので、今更投稿します。
あと、私自身のキャリアも一応書いておかないと信憑性が皆無なので、一応カンタンに自己紹介しておきますね

  • 新卒でメガベンチャーに就職
  • 1年半で退職して、別のスタートアップにjoin
  • そのスタートアップが閉じてしまって、現在は別のベンチャーでエンジニア

 

この国でのキャリア選択、主に会社選びの難しさを書いていきたいです。

現在2016年8月

  • 読んで欲しい人
  • 新卒採用の対象となる学生
  • 現在、転職を考えている人

 

最初に僕自身のことを紹介すると、僕は社会人三年目までに二回転職をしている。つまり会社選びは三回経験した。近年では「転職は珍しいことではない、マイナスではない」と言われているが、流石に二社を一年半で退職していることは、個人としては納得しているものの誇れることではない。ジョブホッパー(嫌なことがあるとすぐに会社を変えようとする思考の持ち主)と捉えられても仕方ないかもしれない。

 

この記事では、僕がなぜ自分が会社選びで失敗してしまったのか、失敗と表現するのは、その二社にとって失礼なので(両社ともとても良社)正確に表現すると、なぜ「自分が想定通りの年数勤務し続けることの出来る会社選び」が出来なかったのかを書いておきたい。成功から学ぶことのできることもあれば、失敗から学ぶこともあると思っているので、もし会社選びをしている人の目にこの記事が止まって、思考整理の手助けになれば幸いだと思っている。

 

就職活動が得意な学生ほど陥りやすい

僕は学生の時、自分は就職活動が得意だと思っていた。

この後で実情を書いていくが、新卒採用の就職活動中、僕は面接を受けた企業からはほぼ内定を貰うことができ、大学で行われる、次の学部生や院生に向けての就職活動セミナーで代表者としてプレゼンもした。そのセミナーで僕が偉そうに学生達に話したことは間違ってはいなかったと思う。ただ、当の自分がそれを真に理解していなかった、理解している気になっていただけだった。「就職活動で大切なことは、面接に受かることではなく、本当に自分の行きたい企業を見つけることです」この後、三年で二度転職することになる僕は、こんなことを偉そうに発表していた。僕は完全に「自分は就職活動が得意だ」と思い込んでいた。

 

記事の内容がブレないように、先に結論を書いておきたい。

  1. どうなったら自分が幸せか、理解していない
  2. 企業の魅力がブラックボックス化しているまま、会社を選択する
  3. 偏差値という概念を卒業できていない

恐らくこの三つが最たる原因だと思っている。

多分、2と3は1の下位概念なので下から説明していく

 

偏差値という概念を卒業できていない

仕方のないことなのだが、それまで偏差値という一意の尺で進路を測ってきた経験から多くの学生は脱却できていない。特に、有名大学の在学生ほど、その価値観で成功体験がある為、尚更である。実際は大学も、それぞれの学校に良し悪しがあり偏差値だけでは測れない魅力もあるのだが、ほとんどの受験生は、あまり気にしていないだろうし、それであまり問題が無いように思える。学校へ求める価値を学業であるとすればだが。

しかし、企業に求める価値は何だろうか。給与か、福利厚生か、スキルの習得か、自己実現か。

 

いわば、学校選択は、目的地まで「どんな乗り物で行くか」という選択だったのに対して、職業選択は、「どの目的地に行くか」という選択なのかもしれない。(もちろん、その目的地で何をするかがさらに重要であることは言わずもがなであるがここでは触れない)

 

乗り物なら、ほとんどの人が「早く移動できる」ランキングで上位の乗り物を選び、

飛行機>新幹線>スポーツカー>ミニバン≒電車>自転車>…etc

のような構図が出来上がっていた。

 

一方で、目的地はどうだろうか

海、山、河、ニューヨーク、バンクーバー、ハワイ、マチュピチュ、…

これらのランキングはどうなるだろうか。多分人によってばらばらだと思う。おのおのの価値観で順位を付けるべきだろうが、会社選びはなぜか執拗に「みんながどこを選ぶか」で出来上がったランキングが絶対の正義ということになっている。特に、「大学の偏差値の高い学生が選ぶ会社」が最高の会社ということになっている。

 

会社の魅力・価値は一直線ではなく360°に開いていると思う。その線一つ一つでは、それぞれの企業に自分の中での優劣を付けることもできるかもしれない。ただ、どの方向が”自分にとって”目指す価値のある方向なのかを、他人の指標でなはく、自分自身の判断軸で決めることが最も重要なことだろう。

  

「会社を知らない」ということを知らない

最近は新卒の就職活動が様々な大人の事情によって変化してきており、僕が学生の頃に比べてインターンへ参加する学生が随分多くなったようだ。インターンは学生が企業を知るとても良い機会だと思う。一方で、就職活動自体の時期が後ろ倒しになり、ただ会社説明会という名前のイベントがインターンという名前と進行になっただけで、本質的にはあまり変わっていないように思える。

 

何が言いたいかというと「学生は企業を全然しらないまま、就職活動を始める」のだ。よく就職活動は恋愛に例えられるが、現状の就活は、ある日を境に突然、お見合いが解禁になり、それまで会ったことも、話したこともなかったような異性に対して、急遽見つけた相手のチャームポイントを褒めつつ、取り繕った自分の長所を魅せつけて婚約を取り付けるようにも思えてしまう。そんな場なので、お互い、もちろん学生側もだが、企業も取り繕って長所を並べているのだ。

 

僕は別に、就職活動の現状の行われ方に警鐘を鳴らしたいとか大それたことを考えているわけではない。

ただ、就職する人にこう言いたい。「とにかくたくさんの企業を知ろう。そして死ぬ気で、その企業の長所と短所を見極めよう」

 


(当日の書きかけはここまで)

 

 上記の記事を書いていた時は、自分自身の課題感もあり、なんでだか七面倒臭い書き方になっていますが、要は「カッコつけていないで、”人からどう思われたいか”、ではなく"自分自身がどうありたいか"をちゃんと知ろうね、そして相手の会社のこともちゃんと知ろうね」ということですね。